リハビリでは、低下した筋力を回復させることがカギになります。
今回は色々な筋力訓練の中でも、足の筋力回復に効果がある「膝の筋力訓練」をご紹介します。
自宅でできる膝の筋力訓練方法
膝の筋力が弱くなると、自力での歩行が難しくなります。
歩行が困難になると全身の筋力が一気に衰えてしまいますので、実際のリハビリにおいても、膝の筋力訓練はかなり重点的に行われます。
以下の4つは自宅でもできる内容ですので、理学療法士に相談しながら試してみてください。
足上げ運動
仰向けに寝て、片方の膝を立た状態でもう片方の足を上げ、3秒数えて下ろします。
太ももの前の部分の筋力訓練になります。
タオル押し運動
仰向けに寝て、丸めたタオルを膝の下に置きます。
そのまま、タオルを押しつぶすように太ももに力を入れてください。
5秒くらい押し続けた後、脱力します。
こちらも、太ももの前部分の筋力訓練になります。
太もも裏のストレッチ
筋力訓練では、筋力の柔軟性を高めるためにストレッチも重要です。
まずは太もも裏のストレッチです。
仰向けに寝て片方の膝を立て、もう片方の足のふくらはぎを手で持ちながら、足の裏が天井に向くまで引き上げます。
そのまま30秒くらい保持し、戻します。
ふくらはぎのストレッチ
次に、ふくらはぎのストレッチです。
こちらは立ったまま行います。
両手を壁に置いて、足を前後に広げます。
前の足の膝を曲げ、後ろの足が伸びるようにしてください。
そのまま30秒ほど維持し、戻します。
医師や理学療法士の指導に従って
上記でご紹介した筋力訓練は、あくまで基本的なものです。
医師や理学療法士のリハビリ指導を受けている人は、そちらの指導に従いながら筋力訓練を行ってください。
間違った方法でリハビリを行ってしまうと、筋力訓練としての効果がないどころか、逆に体を傷める原因になってしまいます。
無理のない範囲で続けていきましょう。
まとめ
リハビリを始めても、なかなか思うように進まずヤキモキしてしまうことがあるかもしれません。
しかし、体の機能回復はある程度時間をかけて丁寧に行うことが大切です。
今回ご紹介した内容を参考にしつつ、遺子や理学療法士のアドバイスも聞きながら、効果的なリハビリを行ってくださいね。