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リハビリのトイレ訓練とは?苦戦する理由を紹介。

リハビリには色々なプログラムがありますが、患者さんが最も切望するリハビリのひとつがトイレ訓練です。
トイレは日常生活の中で毎日必ず必要になる動作ですし、介助をしてもらうのに抵抗がある人も多いでしょう。
自力でトイレに行けるようになれば、病気やケガなどで落ち込んでいた気持ちが明るくなることは必至です。

今回はトイレ訓練のリハビリについて解説します。

トイレ訓練には色々な動作が伴う

健康な時はなかなか思いが至らないものですが、トイレで自力で排せつするには色々な動作を必要とします。

まずはトイレへの移動、ドアを開けてトイレに入ったら、着衣を下ろします。
その後は適切にトイレに座り、排せつ、そしてトイレットペーパーで拭きとるといったところまでが、トイレ訓練で必要な一連の動作になります。

服の上げ下げに苦戦する人が多い

トイレ訓練のリハビリで苦戦する患者さんが多いのは、意外にも服の上げ下げです。
特に排せつが終わった後にズボンを上げる際には、手を下のほうに移動させなければならないため、全身のバランスを崩しやすいようです。

健康な時は難なくできていた動作ですので、最初のうちは戸惑うかもしれません。
しかし訓練を進めていけば必ず上達しますので、ご本人だけでなく介助を行う家族の方も、ぜひ長い目でリハビリを続けていきましょう。

ポータブルトイレの検討も

環境によっては、普段の生活エリアとトイレが離れていることもあるでしょう。
トイレまでの導線が複雑な場合など、トイレに行くのが億劫で失禁してしまうケースもあるかもしれません。

そのような心配がある時は、ポータブルトイレの設置も検討してみてください。
患者さんにとっても、自分専用のトイレがあれば順番待ちのおそれがなくなりますので、心理的な負担が軽くなります。

まとめ

リハビリにおいてトイレ訓練は非常に大切なものですが、介助してもらうことを恥ずかしがったり遠慮する患者さんも多いです。
ぜひ周りの方は患者さんの精神的負担に配慮して、失敗しても責めずに、上達を一緒に喜ぶなどしてリハビリを成功させていきましょう。

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